慌しく過ぎた土曜日である。

・午前中はミニのアジリティ教室
・午後イチで老人ホームに演奏ボランティア
・帰って仕事
・合間に友人宅に火事のお見舞い
・帰ってまた仕事

火事のこと↓
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火事になった友人宅には、コロという名前のワンコが
いる。Ｍｉｘで、ナント今年18歳だ。目も耳も、不自由に
なっているそうだ。

火事のとき、コロちゃんを助けたのは近所のＫさん
だった。腰が抜けて動けないコロちゃんをＫさんが
抱いて連れ出したのだけれど、コロちゃんは恐怖で
パニックになっていて、Ｋさんの手を咬んだそうだ。
今日、私がお見舞いに行ったときは、焼け残った犬舎
の前にペタンと伏せていて、放心状態のようだった。

「コロはもうダメかもしれない。腰が立たないのよ」と、
おかあさんが言う。「保健所かしらね…」と続けるので、
「諦めちゃだめ！コロちゃん、しっかりしなさいっ！」と、
大きな声を出した。コロちゃんはスッと頭を上げて
二、三度あたりを見回すようなしぐさをした。

わけもわからず、とにかく怖い思いをしたんだものね。
無理もないよ。