ミニを迎えるにあたっての葛藤−4
2006-11-04


禺画像]

「ミニは死ぬじゃないか」という弟の一言には、色んなことを
考えさせられた。
私は、弟の感受性を見くびっていたのだ。
三代目ミニが死んだとき、彼は何も言わなかったし涙も
見せなかった。年月を経てからは「ミニだったらどうかな?」と、
ふたこと目には「ミニ、ミニ」と言った。だから、彼には『死』という
ものが理解できないのだと思い込んでいたのだ。

そうだよね、ミニは死ぬんだよね…。

「じゃあ、名前を変えればいいんじゃない?」と言った友人がいた。
私たち姉弟にとってはそういう問題じゃないんだわね…。
『ビーグルはミニという女の子』って、30年も前から決まって
いるんだもの。どんな加減でか、ミニの写真立てがたまにガタンと
ひっくり返ったりして、「新しいミニなんて言うからよ」と母に言われた。

弟の衝撃的な一言から、更に3年が過ぎた。
人間風にいえば、今年は三代目ミニの十三回忌にあたる。
しばしばひっくり返っていた写真立てがこのところ静かだね…
なんて、おかしな話をしていたりして!
[ミニ]

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